結論から: Maccyはデフォルトで Shift + Command + C で開きます。変更するには、Maccy Appの設定を開き、「一般」タブの「Open」欄にあるショートカットフィールドをクリックして、新しい組み合わせを押すだけです。ピン留めと削除のショートカットも同じ場所で割り当て直せます。
Maccyのホットキーを変更するには?
作業は10秒もかからず、再起動も不要です。
- メニューバーのMaccyアイコンをクリックして「Settings(設定)」を開きます(Maccyのウインドウを開いた状態で Command + , を押しても開けます)。
- 「General(一般)」タブのまま進みます。
- 「Open」の横にあるレコーダーフィールドをクリックします。「記録中」の状態に切り替わります。
- 割り当てたい組み合わせを押します。すぐに反映されます。
- ショートカットを解除したい場合は、フィールド内の小さなクリア(×)ボタンを使います(お使いのバージョンで表示される場合)。
内部的にはmacOS標準のグローバルホットキーなので、フルスクリーンのアプリを含め、どのアプリからでも動作します。ホットキーでMaccy Macのウインドウを開くだけなら、アクセシビリティの権限は不要です。一方、最前面のアプリへの自動貼り付けには権限が必要で、こちらは別の設定になります(後述)。
カスタマイズできるものとできないもの
設定でキーを自由に記録できるのは、グローバルに使う3つのショートカットです。ウインドウ内のキーの大半は固定されています。これは意図的な割り切りで、キーの数が少なく予測しやすいほうが、指が覚えやすいという考え方です。
| 操作 | デフォルト | カスタマイズ |
|---|---|---|
| Maccyを開く | Shift+Command+C | 可(設定 → 一般) |
| 選択中の項目をピン留め/解除 | Option+P | 可(設定 → 一般) |
| 選択中の項目を削除 | Option+Delete | 可(設定 → 一般) |
| 選択中の項目を貼り付け | Return | 不可 |
| 履歴をすべて消去 | Option+Command+Delete | 不可 |
| 設定を開く(Maccyウインドウ内から) | Command+, | 不可 |
ピン留めと削除のショートカットは、Maccy Clipboardのウインドウが開いていて項目が選択されているときだけ働くため、他のアプリとぶつかることはほとんどありません。システム全体で競合を起こしうるのは、「Open」のホットキーだけです。
Maccyウインドウ内で使えるキーは?
Maccyを開いてしまえば、あとはキーボードだけで完結します。
- そのまま入力するだけ。検索フィールドには自動でフォーカスが当たるので、クリックする必要はありません。
- ↑ / ↓ で履歴の中の選択位置を移動します。
- Return で選択した項目をコピーし、自動貼り付けがオンなら、直前まで使っていたアプリにそのまま貼り付けます。
- Option + Return や「書式なしで貼り付け」の挙動は、Maccyの貼り付け設定で決まります。修飾キーの割り当ては、お使いのバージョンの設定画面で確認してください。
- Esc で何も貼り付けずにウインドウを閉じます。
ピン留めした項目は上部に表示され、すぐ呼び出せる1キーのショートカットが付きます。各項目に表示されるキーはMaccyが自動で割り当てるので、推測せずに項目の行を見て確認してください。
ショートカットが競合するのはなぜ?
デフォルトの Shift+Command+C がわかりやすい例です。押しやすい反面、他のソフトでも使われています。Finderでは「コンピュータ」フォルダを開き、Chromium系ブラウザでは開発者ツールの要素検査を切り替えます。どちらが優先されるかは、どのアプリが最前面にあるか、そしてそのキーをどう登録しているかによって変わります。
実際によくある競合は次の3パターンです。
| 競合の種類 | 症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| 他のグローバルホットキー系アプリ(ランチャー、スクリーンショットツール、他のクリップボードツールなど) | Maccyが開いたり開かなかったりする、別のアプリが代わりに起動する | どちらか一方のショートカットを変更する |
| macOSのシステムショートカット | レコーダーがその組み合わせを受け付けない、またはシステムの動作が実行される | システム設定 → キーボード → キーボードショートカットで、システム側を無効にするか割り当て直す |
| 最前面アプリ側のショートカット | 特定のアプリでだけ動作しない | そのアプリが使っていない組み合わせを選ぶ(アプリ固有のメニューショートカットが優先されることがある) |
使いやすい組み合わせの選び方
1日に何十回も押すグローバルホットキーなので、少しだけ時間をかけて選ぶ価値があります。
- 修飾キーは2つか3つ。Command+V のような修飾キー1つの組み合わせは、すでにシステムが使っています。ShiftやOptionを足すと、誤爆がぐっと減ります。
- できれば片手で押せるものに。たいていはタイピングの途中で押すことになるので、手がいまある位置の近くにあるショートカットが快適です。
- Vキー系は避ける。Command+Shift+V は多くのアプリで「ペーストしてスタイルを合わせる」、Option+Command+V はFinderで「移動」を意味します。Maccyに流用すると、紛らわしい挙動のもとになります。
- ハイパーキーという手もあります。Karabiner-Elementsなどで Caps Lock を Control+Option+Command+Shift に割り当てれば、ハイパーキーを使ったショートカットが他と衝突することはまずありません。ただしこれはサードパーティ製ツールによる設定で、Maccyの機能ではありません。
- よく使うアプリで試す。決める前に、ブラウザ、エディタ、ターミナルで動作を確認しましょう。
トラブルシューティングのチェックリスト
- Maccyは起動していますか?メニューバーのアイコンを確認しましょう。メニューバーのアイコンを隠している場合でも、アプリ自体は動いていることがあります。
- ショートカットを記録し直す。いったんクリアしてからもう一度記録すると、古い値が残っている可能性を排除できます。
- あえて珍しい組み合わせを試す(たとえば修飾キー3つ)。それで動くなら、不具合ではなく競合です。
- 「開く」ショートカットと貼り付けを切り分ける。ウインドウは開くのに貼り付けができない場合は、ショートカットではなくアクセシビリティの権限の問題です。システム設定 → プライバシーとセキュリティ → アクセシビリティで許可してください。
- セキュア入力を疑う。一部のアプリ(パスワード欄や特定のターミナルなど)はセキュア入力を有効にし、その状態ではグローバルなキー入力が受け付けられないことがあります。
- Maccyを再起動する。それでもだめなら最後の手段として、いったんログアウトしてログインし直します。
デフォルトのまま使ってもいい?
デフォルトで問題なく使えていて、普段のアプリともぶつからないなら、そのままで構いません。デフォルトのほうが複数のMacをまたいで覚えやすく、必要になったときにいつでも変更できます。Finderやブラウザの開発者ツールをよく使うなら、最初の日に変えておくのがおすすめです。確実に反応するショートカットと「だいたい反応する」ショートカットとでは、信頼して使い続けられるツールになるか、いつの間にか使わなくなるかの差が出ます。
Maccyは無料のオープンソースソフトウェアです。足りないショートカットの挙動があれば、コードを読むこともでき、プロジェクトへのコントリビュートも歓迎しています。あなたが「専用のキーがほしい」と思うクリップボード操作は何ですか?
よくある質問
Maccyのデフォルトのキーボードショートカットは何ですか?
Shift + Command + C です。設定 → 一般から変更できます。
Maccyのショートカットに1つのキーだけを使えますか?
いいえ。macOSのグローバルホットキーには、修飾キーを最低1つと通常のキーが必要です。
Maccyのショートカットが反応しないのはなぜですか?
たいていは、他のアプリやmacOSのシステムショートカットが同じ組み合わせをすでに使っています。別の組み合わせに変えるか、システム設定 → キーボード → キーボードショートカットで競合しているショートカットを無効にしてください。
マウスを使わずにMaccyから貼り付けるにはどうすればよいですか?
ホットキーでMaccyを開き、文字を入力して検索するか矢印キーで選んで、Returnキーを押します。自動貼り付けを有効にし、アクセシビリティの権限を許可していれば、最前面のアプリにそのまま貼り付けられます。